現在流通している電動はみな4枚ラッチなんですが、
古い電動ガンを持ってる人はギアを変えてたりしなければ
たいていは2枚のままです。
トリガーをひいて、発射して、ピストンが軽くひかれた状態で停止。
ラッチは、ピストンが戻される(前進する)のを防ぐためにあります。
だから「逆転防止ラッチ」
2枚だと、ピストンが戻される距離が長くなって、
勢いよく逆転防止ラッチがぶつかるために
「パンっカチャ」と発射後にメカから音がなります。
ラッチの枚数を増やすことにより戻される距離が短くなり、
勢いがつく前に逆転防止ラッチが機能し、
ギア駆動音の延長でわかりにくい、音が小さくなるといった作用をします。
さらに、
ピストンが巻戻されない=ピストンがある程度後退したまま次弾発射。
となるのでセミ使用時の切れが良くなり、
電動ガン特有のウィンパンというもっさりしたうち心地がわずかに解消されます。
6枚、8枚と増やせば4枚よりかはわずかながらキレが良くなります。
では、どうやって加工するか?
これが一番の問題です。
圧入されてるため普通に外そうと思ってもまず無理。
よくあるのがテコの原理を使っての取り外し。
私は短気なのでその方法でべベルギアを真っ二つにしました。
軸が折れたんじゃなくて、ギアの真ん中からパキ。断面が見れました。
以来、ベベルの上の歯と下の歯の間にコの字型の金属を入れて、
上から軸をハンマーでぶっぱたく方法に変えてます。
破損率0%です。

絵しか用意できませんでした。
ちょうどいいコの字型の金属がなかなかないんですよねぇ・・・。

がんばって外したら、削ります。
削るのも工作機械がないとしんどいんですよね。
↑画像はベンチグラインダーで大まかに削ったもの。
これをちゃんとラッチがかかるように整形します。

こんな感じ。
慣れてくれば全工程もわりと早く完了します。
全ての作業において歯を痛めないように注意を払います。
で、削れたら隙間がうまれないようにぴっちりとはめ込みます。
バレルみたいに真ん中が空洞になったものを使うといいです。
そのへんの詳しいことはその他のHPでも紹介されているので省略。
やっぱ面倒だから4枚ラッチがいいかな(笑
|